レポート
“おしゃれZ世代”ファッションとメディアに関するアンケート調査結果 今年の“センスがいい人”第1位は「あさぎーにょ」動画とK-POPアイドルの影響力がますます鮮明に
2024/9/9

株式会社双葉通信社(以下双葉通信社/ 本社:東京都中央区、代表取締役:小西聡)は、今年で4回目となる文化服装学院とのコラボレーションによるアンケート調査を実施。回答した学生874名の79%が18~21歳という、ファッションが好きなおしゃれZ世代の学生たちを対象とするアンケートを通じて、彼らのインサイトを探った調査結果を発表いたします。
おしゃれZ世代はや動画を駆使し、自己表現とトレンドウォッチを両立
ありのまま・リアル”を見たい見せたいからやvlogや「Bereal」が人気
デザイナーブランドへの憧れは強く、購入では越境ECの利用がじわり拡大
トレンドメーカーの「韓国」に加え、「中国」も来ている!
Z世代がファッションマーケティングに与えるインパクトとは?
【調査結果について】
サマリー
1.日々のタッチポイントはほぼ全員「Instagram」。「Pinterest」も併用。「BeReal.」「小紅書/RED」「WeChat」が増加傾向。
2.「自己表現」「情報収集」「トレンド把握」「コミュニティづくり」のため戦略的にSNSを使う一方、”ありのまま”を見たい/見せたいためのvlogが好き。SNSの”タイパ”は冷静に判断。
3.購入ブランド&憧れブランド:価格は抑えながら自分だけのスタイルを工夫。「スポーツ&ストリート」「ハイブランド&モード」「大人ガーリー」をベースに「Y2K」や「ニュートロ」も取り入れる。ハイブランド・デザイナーブランドへの憧れは強い。
4.ファッションアイテムを購入した通販は「ZOZOTOWN」「SHEIN」に集中。通販の越境も進む。
5.「センスがいい人」の1位はユーチューバー・クリエイターの「あさぎーにょ」!「kemio」「BLACKPINK/ジェニー」も上位に。動画とK-POPアイドルの影響力がくっきり。
調査結果詳細
1.日々のタッチポイントはほぼ全員「Instagram」。「Pinterest」も併用。「BeReal」「小紅書RED」「WeChat」が増加傾向
Q.ふだん視聴しているSNS・メディア

Top3は「Instagram」(92.1%)「YouTube」(76.0%)「TikTok」(57.7%)で、「Pinterest」も5割を超えました。“盛れないSNS”の「BeReal.」は大幅増(昨年調査+13.2%)。中国のSNS「小紅書/RED」(同+7.1%)や「WeChat」(同+5.5%)も増加しており、中国デザイナー・インフルエンサー好きの学生や、留学生が利用しているようです。
「TikTok」はヘビーユーザーとほぼまったく見ないノンユーザーに分かれますが、Pinterestは授業課題のアイディア探しやインスピレーション源として、Instagramと併用しているのが特徴です。
2.「自己表現」「情報収集」「トレンドウォッチ」「コミュニティづくり」のため戦略的にSNSを使う一方、”ありのまま”を見たい/見せたいためのvlogが好き。SNSの”タイパ”は冷静に判断
Q.去年~今年にかけて、メディア・SNSの使い方は変化したか(自由回答)

未来のクリエイター・ファッション人を目指すおしゃれZ世代は、作品づくりやアイディア探しのため、SNSで積極的に情報収集、発信しています。特にInstagramの”本垢”は自分のポートフォリオでもあり、使い方は戦略的。「インサイト」で自分のアカウントの評価もチェックしています。学校に入ってから自信がつき、コーデ投稿やインフルエンサーの閲覧も増えました。一方、表現では「リアル・シンプル・日常」志向が強まっています。映えを気にし過ぎず、”ありのまま・リアル”を見たい・見せたい意識が芽生えているようです。そのためか、日記風のvlogは撮るのも見るのも好きです。
入学後にBeReal.の利用が増えた一方、「YouTubeをあまり見なくなった」との回答が多数ありました。理由として、「忙しくなった」「視聴目的が変化し、見るよりも音楽やPVの流し聴きになった」「NETFLIXやTikTokなど他のプラットフォームに移行した」ことが挙げられます。
リールやショート動画・ショートドラマの視聴が増え、「短尺・わかりやすさ」へのシフトも窺えます。
また意図的なSNSデトックスも見られ、SNSのタイパ=使う時間の価値は、冷静に判断しているようです。
3.購入ブランド&憧れブランド:価格は抑えながら自分だけのスタイルを工夫。「スポーツ&ストリート」「ハイブランド&モード」「大人ガーリー」をベースにY2Kや「ニュートロ」も取り入れる。ハイブランドやデザイナーブランドへの憧れは強い。

「今年購入したファッションブランドやショップ」「買わなくても、憧れてチェックしているファッションブランドやショップ」を自由回答で聞きました。
購入先の上位は「ザラ」「ユニクロ」「ジーユー」+「セカンドストリート」など低価格の古着・リサイクル店でした。価格に関わらず、スタイリングで個性を出しているようです。「Y2K」や、NEWJEANSが火付け役となった「ニュートロ(ニュー&レトロのハイブリッド)」のトレンドも意識しています。
購入先には「ヌビアン」などセレクトショップも挙がり、モードな「プランクプロジェクト」、韓国テイストの「ティーナジョジュン」など旬なブランドも購入していました。
一方、「憧れブランド」のTOP3は「ヴィヴィアンウェストウッド」「バレンシアガ」「ミュウミュウ&プラダ」。
“革新性のあるラグジュアリーブランド”“ストリートブランド”“個性的なクリエイターブランド”“ひと癖ある大人ガーリーなブランド”に憧れがあり、「キムヘキム」「ジェントルモンスター」「テンテンツツ」など韓国・中国発のブランドにも注目しています。
なお「ヴィヴィアンウェストウッド」「ディーゼル」「コムデギャルソン」は購入/憧れの両方で上位にランクインし、安定した人気があります。また「ディーゼル」や「バレンシアガ」は韓国のアイドル・インフルエンサーが着用していることに加え、デザイナーも評価されています。
4. ファッションアイテムを購入した通販は「ZOZOTOWN」「SHEIN」に集中。通販の多様化・越境も進む。
Q. 今年ファッションアイテムを購入したサイト・アプリ名

今年ファッションアイテムを購入した通販サイトの1位は「ZOZOTOWN」(46.7%)、次いで中国発の「SHEIN」(32.3%)でした。「SHEIN」は低価格でチャレンジしやすく、日本導入後わずか3年でおしゃれZ世代に浸透しています。また海外セレクトの「SSENSE」に中国最大のEC「淘宝(タオバオ)」が並びました。おしゃれZ世代は高感度な韓国ファッションECも利用しており、急速に越境が進んでいます。
「NUGU」などインフルエンサーがセレクトするECは注目を集めそうです。
5. 「センスがいい人」の1位はユーチューバー・クリエイターの「あさぎーにょ」!「kemio」「BLACKPINK/ジェニー」も上位に。動画とK-POPアイドルの影響力がくっきり。
Q.「センスがいい、かっこいい、かわいい、発信が気になる」と思う人は?(自由回答)
過去3年連続首位の小松菜奈さんから、ついに順位が変動しました。名前の挙がった人数は計1,525名(Instagramのアカウント名含む)。ユーチューバーやインフルエンサーをはじめ、アイドル、アーティスト、俳優、クリエイター、ブランドディレクターやショップスタッフ、海外のアカウントまで多岐に渡ります。

1位のあさぎーにょさんはYouTubeチャンネル登録128万。自身がディレクションするブランド「ポピー」もおしゃれZ世代に支持されています。またファッションアイコンとして、BLACKPINK/ジェニーさん、NEWJEANS、XGなどのK-POPアイドルや、メンズアイドル、モデルが多数挙がりました。
国内外問わず、媚びないスタイルでトレンドを先取りする人、動画でセンスと”コミュ力”を発揮する人が注目されています。文化服装学院出身デザイナーの「nori enomoto(榎本紀子)」や、一重メイクを発信する「かきぶちももの」も人気です。
調査概要
■調査手法:WEBアンケート
■回答者数:文化服装学院の在学生874名
■調査期間:2024年6月25日~7月5日
■調査企画・実査:㈱双葉通信社
■協力:文化服装学院ファッション流通科ファッションプロモーションコース
■調査設問:
文化服装学院オウンドメディア「prop」について/暮らし・興味関心事/ ショッピングについて/ 欲しいもの・やりたいこと/ SNS・メディア接触行動/ ファッションアイテムの購買について/タイパ的行動について/ メタバース・NFT・生成AIについて/ サステナブルな購買行動について他計38問
株式会社双葉通信社について
https://www.futaba-ad.co.jp/948年創業の広告会社。特にファッション、ラグジュアリー等の広告マーケティングに深い知見と経験を持つ。長年、雑誌広告に強みを持っているが、近年はデジタル施策も積極的に遂行。2016年よりLAUNCHMETRICSと日本国内における独占販売代理契約を締結しマーケティング・PR業務を包括的に支援する「ブランドパフォーマンスクラウド」を販売・サポート。
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